Get all 6 中村椋/NAKAMURA Muku releases available on Bandcamp and save 10%.
Includes unlimited streaming via the free Bandcamp app, plus high-quality downloads of 自選曲集-23/NAKAMURA Muku tentative best album, HEURISTICS, CAISSON, 血緑/Blood green, 群青劇/Blue drama, and 百鬼夜曲.
1. |
PALARIUM
05:04
|
|||
「地球は青かった」その一言でこの星の青たる所以の激性は隠蔽される。
これは解脱のプラントの格式高い戒厳令のひとつにすぎない。
賢人サットリアは言った。
「遥か彼方の“巨星β”から降り注ぐデブリの雨と、逃避の手段として用意された青。
それは正しき蒙昧の民LEMを何千年も縛り続けた戒厳令の見せる幻影にすぎない」
プラントに集うアンドロジナスの神々は、ついに最終ルーチンへと到達した。
さあ、我が良き人類の黒き鷹よ、PALARIUMの波を看破し、
一刻も早く“分岐プラトー”を目指せ。
窮める騎手の手に悶えるPALARIUM
這い出す雨露の日に気付けばカラ馬
捨石 人に圧されて
行く先はここ
迷える眼界に光たちまち
連なり歩けよ 母の言葉 滔々
抗う人の身は荼毘に付されず
まだ見ぬ断罪の口説きに頑な
捨石 雑に剥かれて
行く先は個々
震える団体に礫たちまち
怯まず潰せよ スクリーンに堂々
PALARIUMが見せるデブリは海へと落ち、
水飛沫は大津波となって街を飲み込む。
しかしその居丈高な幻影も、
上海の蝶に請われて咲く“継手の花”の丘陵には届かない。
捨石 黒に牽かれて
あの丘へ行け
CAISSONとして断罪される日はもう来ない。
LEMよ、今すぐ海の底から這い上がれ。
窮める騎手の手に悶えるPALARIUM
骨を統べるのなら齎すのは死か
捨石 人に圧されて
行く先はここ
迷える眼界に光たちまち
連なり歩けよ 母の言葉 滔々
|
||||
2. |
LEM
04:05
|
|||
湧く雲から落つ擬装のLEM
無から煙を立てて秘す
聞け理論は愛 異論は悪
強請りは旧い 揺れる軸
「蒙昧よ舞えよ」と給う
裂く明日に射す時の光
熱の伝播に軋むビス
見よビジョンは夢 メタな視界
撃つ死を招き回るミル
「往来にラリー」と呼ばれ
ああ 断崖に立ち気付け ああ 壇上の凪いずれ
ああ 寛解のLEM溺れ ああ 断罪の日に続け
或る大河に咲く星の未来
疑いは悦 気付く治具
吹け時論の風 デマは見ない
数字がありき 晴れて奇遇
「何時かは還る」とキミへ
ああ 断崖に立ち気付け ああ 壇上の凪いずれ
ああ 寛解のLEM溺れ ああ 断罪の日に続け
ああ 断崖に立ち気付け ああ 壇上の凪いずれ
ああ 寛解のLEM溺れ ああ 断罪の日に続け
|
||||
3. |
||||
パラノワールは少年 落書の行に何もないのに
マガジンの装丁 不急のトーク サンノゼを発つ
アナザーは経典 稲穂に咲き 撃たれた焦土に
オーディンの法で遥か睨む夜空の星
ああ 脱出の怒号は圧巻の花の色
アナザーは経典 稲穂に咲き灯のドームを撃つ
パラノワールは真剣 木立の間に木々もないのに
アラジンの工程 見真似のソース プサンを通る
アナザーは進展 水面に湧き 歌で語る火
ファラオの証で星を砕く稀代の国
ああ 跋扈する絵空は達観の花の色
アナザーは進展 水面に湧き星をも砕く
追手が来る 追手が来る 追手が来ると覚え
割って入る 割って入る 割って入る 庇護の夢
ロッテルダム ロッテルダム ロッテルダムの方法で
輪廻とハグ 輪廻とハグ 輪廻とハグと吐き捨て
パラノワールは昇天 御霊の領に人もないのに
マガジンは装填 不断のトークン キーフに至る
アナザーは一転 笑顔で泣き 生まれ変わる日
ヨハネの書で禁処の間に生まれた君
ああ 劣化する所業は楽観の花の色
アナザーは一転 笑顔で泣く よく似た声で
追手が来る 追手が来る 追手が来ると覚え
割って入る 割って入る 割って入る 庇護の夢
ロッテルダム ロッテルダム ロッテルダムの方法で
輪廻とハグ 輪廻とハグ 輪廻とハグと吐き捨て
|
||||
4. |
||||
闇に聞こえた 君と聞こえた 結露した声に霧は晴れて
衝角を持ち 静寂に打て 亡命の如くに粛々と
ああ アンドロジナス さあ 糸を引け ああ 身の程知らず
戒厳令下、プラントへ
問い詰めた朝 告解は徒 亡霊が眠る草葉の陰
時は満ちたり なべて場当たり いざや幽微の鐘物凄く
ああ アンドロジナス さあ 糸を引け ああ 身の程知らず
戒厳令下、プラントへ
幾つもの深きレイヤー まだ見ぬ君を探した
分け入れば冥きボーダー 次元の狭間にまろびつ
屍を積み 浅墓は罪 ぶち撒けたひさごに手を合わせ
パスワードは無い 錠前も無い 隠れて聞いていたヨタの影
ああ アンドロジナス さあ 糸を引け ああ 身の程知らず
戒厳令下、プラントへ
幾つもの深きレイヤー まだ見ぬ君を探した
分け入れば冥きボーダー 次元の狭間にまろびつ
負け犬の舞台は牢屋 実験の末に遺棄処分
サーチライトあるいはレーザー サルベージされたレイヴン
幾つもの深きレイヤー まだ見ぬ君を探した
振り返るなネイバー 葦の間に見えたレイブン
|
||||
5. |
||||
絵空は数多もの腕の中で研磨され今はもうどこにあるのか
眠りの穴に埋めた燃え盛る君 燦々
百の目を持ち誂えは欺瞞 前途はまさに洋々
公約は偽と振り下ろすハンマー 降る砂礫は轟々
奇跡は覚醒した目に映る 間隙の先には何があるのか
巨人の群れに潜む燃え盛る君 煌々
グルが手を引く不可思議なエール ヴィジョンはまさに蒼々
「本分はどこか」と門番が質す 振る警句は滔々
望めば遥か遠く見た巨星 自我などは今はもうどこにあるのか
眠りの穴に埋めた燃え盛る君 燦々
百の目を持ち誂えは欺瞞 前途はまさに洋々
公約は偽と振り下ろすハンマー 降る砂礫は轟々
|
||||
6. |
傍観士/Byspleeper
05:21
|
|||
何度も打たれた風に臥し
雑多に組立つ時を知る
何度も夢見た明日なのに
烈火に凍える砒素の肌
瞬く灯は落ちた
1000トンの雨の前
何度も番えた君が死に
百花はあまねく喪に服す
何度も消え入る声になど
一顧だにしない人が行く
海へと向かう列
夜通しで立ち尽くす
届く日々を探して端然と時を迎えた
再会へ舟が漕ぎ出し君に咲く花を探すよと
何度も違えた道を行き
雑多に沸き立つ街を出る
天女に願った明日は来ず
熱砂に震える傍観士
長く息を吐いた
恵まれよ 幸あれと
届く日々を探して端然と時を迎えた
再会へ舟が漕ぎ出し君に咲く花を探すよと
|
||||
7. |
FLANGE PANI
02:56
|
|||
全き海から来る 残骸を孕んだ鳴動
喝采の声も止む 満開の奈落へ舞い落つ
圧砕がただ来る 平穏をなべて消し去り
遠方にだけ吹く デジタル色の風 GO!
舳先に留まる蝶
一切があだなす 挽回の夢さえ見れずに
伐採の音がする 満杯の墓場は三界
圧砕がただ来る 平穏をなべて消し去り
船頭がとらえる バイナリ柄の絵は OH!
月影に揺れる君
真向にはだかる 奪還の機械は鮮紅
亡霊がうろつく 末期のカオスが見た夢
一帯に流布する 断言は全て妄言
生存の道へ継ぐ フランジ形の花 HO!
サッと目を覚ませ
サッと目を覚ませ
サッと目を覚ませ
サッと目を覚ませ
サッと目を覚ませ
サッと目を覚ませ
サッと目を覚ませ
サッと目を覚ませ
サッと目を覚ま
|
||||
8. |
分岐の見える丘/Branch Plateau
05:13
|
|||
遠く頑なに立ち尽くす分岐の地よ
光は尚も掻き消すキミの声
ああ 人の群れさえ星の軌道に倣い
見送る丘へと無窮の風を読み
夢の底に咲き沸き立った無数の火よ
たち所に照らした 夜の随に
ああ 人の群れさえ星の軌道に倣い
見送る丘へと無窮の風を読み
空に問われ舞うミュゲの音
日々を跨いで調べの朝
不滅の声は風に抱かれて
あの丘へと未来を晒し
遠く頑なに立ち尽くす分岐の地よ
光は尚も掻き消すキミの声
ああ 人の群れさえ星の軌道に倣い
見送る丘へと無窮の風を読み
空に問われ舞うミュゲの音
日々を跨いで調べの朝
不滅の声は風に抱かれて
あの丘へと未来を晒し
鐘の音が響き渡れば
丘に咲く花にキミを寄せ
|
||||
9. |
赤方偏移/Redsift
06:06
|
|||
無音の空の青から
君へと繋ぐエコーよ
風吹き 街を巡って
また来る星を迎えよと
退く明日を夢見て
見渡す地表の限り
届けよ酷く瞬く
光は数千年の跡
また 夜に応えては
虚無に役割を見せ
遠く 遠く
また 打つ雨に変えて
君を呼ぶ声が唯
遠く 遠く
遠く 遠く
|
||||
10. |
CAISSON
04:37
|
|||
上を行く人は軽々と跳び
誰が為に 必要の無い骨を軋ませる
下を見ぬ人は溌剌と行き
幾許か 開かれた視野に無いものを乞う
聞け 蒼き子等よ 寒き王者の声は清廉
見よ 赤き子等よ 沈み眠るCaisson
天上に聳え立つ過剰虹が彩る
展開に目を焼かれた賢人
暗躍を信じてはあげつらい
陰謀の山岳を上り詰めた猿の様
聞け 蒼き子等よ 寒き王者の声は清廉
見よ 赤き子等よ 沈み眠るCaisson
遠く立つ虹を支え嘆く人の群れが
遠く立つ虹を支え嘆く人の群れが
いつか見た嘘を抱え花のように麗しく
喝采は途絶えず
上を行く人は易々と死に
誰が為に 必要の無い嘘を歪ませる
下を見ぬ人は溌剌と死に
幾許か 残る者に差し出した金言
聞け 蒼き子等よ 寒き王者の声は清廉
見よ 赤き子等よ 沈み眠るCaisson
遠く立つ虹を支え嘆く人の群れが
遠く立つ虹を支え嘆く人の群れが
いつか見た嘘を抱え花のように麗しく
何度でも夢に見たと伝える人を背に
何度でも夢に見たと呼びかけも高らかに
何度でも高らかに
|
Streaming and Download help
If you like CAISSON, you may also like:
Bandcamp Daily your guide to the world of Bandcamp